1入浴bathたいむ 投稿者:黒嶋  投稿日:2017年08月19日(土)06時08分26秒
それは入浴の最中の出来事だった__
2投稿者:黒嶋  投稿日:2017年08月19日(土)06時48分51秒
「零子、早くお風呂入りなさいよ」
大きく張り上げた声でリビングから呼びかけるのはうちの母親。
45歳ね。
「はーい」
私は気だるさを装って間延びした声を返すと、手に持ったスマートフォンに視界を戻した。
LINEでメッセージがないかを確認する。
相変わらず、あるのは公式アカウントの宣伝だったりなんだったり。
諦めて、Twitterのアイコンに触れる。
通知は私がRTしていたツイートをフォロワーがRTしましたよというものだけ。
どこが幸せの鳥だ、ほんとにそうなら通知をよこせ。幸せなほう。リプとかフォローを知らせろよ。
心の中で毒づきながらタイムラインを開き、スクロールしながら目に付くものにハートだったり矢印だったりを付ける。
惰性でバズっているツイートを眺める。
暇潰しには最適だった。

何分が、いや何時間が経っただろうか。
スマホの上部を確認してみると、1時間は過ぎていることが把握できた。
「げぇ……」
つい口から溢れる絶望。
時間は11時。夜の。
寝巻き片手に浴室へ行き、衣類を脱ぎ捨てる。
この時間帯の入浴は億劫な上、正直少し怖い。
誰かの視線を感じるような感じがして。
パネルのような扉を押し開くと、中に入る。
浴槽の蓋を除けると、湿度の高い熱気が広がる。
鏡が真っ白になった。
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